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理想の庭を維持するために必要なこと3つ

雑草も抜いた、剪定もした、対策もした。整地もしたし、好みの植物も植えられた。可愛いガーデニンググッズも置いて、完璧!理想の庭が出来上がった!でも、まだまだすることはたくさんあります。それは、その庭を維持することです。

どんなに対策をしようが、雑草はまた生えてきますし、木も枝を伸ばします。植物も世話をしなければボサボサになったり、最悪の場合枯れることだってあります。ガーデニンググッズも、外で風雨にさらされ続けるので、やがて汚れやボロボロになってくるでしょう。1度整えたからと言って、それがずっと続かないのが庭です。

でも、悲観することはありません。最初に比べ、雑草や伸びきった枝、水はけや土壌との戦いを経て、以前よりもずっと楽に管理できるのですから。庭の維持を続けるためには、次の3つのことが重要になります。

1、1日1回は庭を眺めてみること

植物は日に日に成長していきます。梅雨時期や夏場などは、1週間ほったらかしにしていると、雑草が爆発的に増えていた、なんてことが良くあります。そのため、最低でも1日1回は庭を見渡してみましょう。雑草を発見したら、すぐさま抜く。枝が伸びすぎていたら、剪定する。土が乾いていたら水をやる。こういったこまめな観察が維持するためには必要なのです。

2、草木の消毒は絶対にすること

よく管理された庭でも、何もしないと害虫が寄ってきます。農薬は怖い、というイメージがありますが、用量用法をきちんと守れば、害虫除けには効果が抜群なのです。散布機があれば楽ですし便利ですが、消毒をする際には、事前に近隣の家にお知らせして回りましょう。庭だけに撒いているつもりでも、風に乗って周囲に飛んでいきます。散布中に窓を開けていたり、洗濯物を干していると、薬品が家に入ったり洗濯物に付着してしまい、トラブルの元になってしまいます。これは、業者に頼む場合でも同じです。

消毒の時期としては、春先と秋口の2回が一般的です。害虫や病気の種類によって、使用する薬剤も変わってきますので、寄せ付けたくない、または退治したい虫用のものや、全般に使える混合薬剤などがオススメです。

3、ガーデニンググッズにも気を使って!

置いたばかりの時は新品でも、すぐに雨や土埃でドロドロになります。地面に近いところほど、あっという間に汚く…。表面の汚れだけでも、定期的にキレイにしてあげましょう。陶器などの置物は、植物の水やりのついでに水で流してあげるだけで違います。イスやベンチ、テーブルなども同様に。木製のものは腐食の原因になりますので、水で洗った後は乾燥させるか、固く絞った雑巾やホウキなどで泥を掃いましょう。グッズがキレイだと、庭維持のモチベーションも上がりますし、使う時にも気持ちが良いですよね。

この3つを守ることで、キレイで快適な庭が維持できます。せっかく苦労して整えた庭ですから、いつまでもキレイにしておきたいですよね。庭は一生モノ、人生と共に歩めるパートナーです。大切にしてあげてくださいね。

庭のある家の醍醐味!家庭菜園をしよう!

やはり庭と言えば、家庭菜園ですよね。植えられる土地があるのに、何もしないのはもったいない!ということで、初心者のための家庭菜園を解説(おおげさ?)します。最初は手間のかからない、育てやすいものから始めてみてください。グリーンカーテンなどに使われる、キュウリやゴーヤなどが育ちやすいです。ホウレンソウや小ネギ、プチトマトもよく栽培されています。食費の節約もできて、一石二鳥ですよ。

始めに注意しておきたいのが、除草剤を撒いたところには地植えしないこと。グリホサートなどは土中で分解するので危険はないと言われていますが、非農耕地用と書かれているものだと、何が起こるかわかりません。口に入るものですから、安全な土であることが第一です。除草剤撒いちゃった!という人は、プランターを買いましょう。土はダメでもスペースはあります。大き目のプランターを何個も設置すれば、それも立派な家庭菜園です。ちなみに、発砲スチロールの箱でもプランター代わりになります。

地植えが大丈夫な場合、まず畑を耕します。ニンジンやダイコンの根菜類を育てたい場合は、気持ち深めに耕しましょう。この時、腐葉土など養分の多い土を混ぜ込んでもいいですね。フカフカの畑が出来上がったら、次は畝(うね)を作ります。畝とは、よく畑で溝のようなものを作って、上から見るとシマシマ模様になっているあれのことですね。これをすると、植物が混み合って生えにくくする他、水はけや風通しが良くなるというメリットがあります。植物の性質によって、畝の高さや幅を調節してください。

畝が出来上がったら、今度は種まきです。種から育てるのが難しいならば、苗を買ってきて植えましょう。発芽までの管理を省略できます。どちらの場合も、畝に等間隔に植えましょう。あまり近くに植えると、ごちゃごちゃして生えてきてしまいます。種のまき方や育て方は、種袋に書いてあることがあります。植物によって違うので、しっかり確認してからまきましょう。

あとは、発芽するまでしっかり管理すること。適度な水やりや雑草取りをこまめにやり、可愛い芽が出てきたらOK!ここからがスタートですが、今度は水やりと草むしりに加え、肥料や温度調整、害虫や病気がないかチェック、ナスやトマトなどの場合は支柱の設置が必要になってきます。

結構面倒だと思うかもしれませんが、難しく考えることはありません。植物を育てるのにはそれなりに気を使いますが、極端な話、水さえあれば意外と育つものです。それが美味しいかどうかは別の話ですが…。やはり、手間暇かけた方が、より美味しく育つのは確かです。

住み分けは重要!花のスペース、木のスペースを作ろう

木の下にお花が咲いているのを見ると、なんだかメルヘンチックで素敵だと思いますよね。でも、実際の手入れは大変です。花と雑草が団子状になって、どれが花だか雑草だか分からなくなったり、雑草を抜いたつもりが花の方を抜いてしまったという失敗もあります。また、木の下なので、日光や水分が花に行き渡らないことも考えられるので、乾燥や半日蔭でも育ちやすい花を植えるのがベストです。

けど、手入れや景観から言うと、木と花は別々に植えた方が良いでしょう。花は花壇に、木は周りを囲うようにレンガや背の低い柵などを立てると、キッチリ整理されているように見えます。一緒に植えるのがダメ、というわけではなく、もし植えるなら木と花の種類を考えなくてはいけません。花も種類によってはかなり株が大きくなるものもありますし、木の栄養を取ってしまうことがあります。もちろんその逆もあります。

花が大きくなってしまったから植え替えようと思っても、木の根が邪魔をして掘り返せなかったり、うっかり木の根を傷つけて、木が弱ってしまうことだってあります。そういった点を踏まえても、花は花壇、木は木で住み分けた方がお互い楽なのです。

これから植える木はともかく、すでに植えて育っている木を動かすのは困難ですので、花のスペースを考えましょう。日当たりの良いところに植えるもの、半日陰でも育つもの、日蔭を好むものと、花も色々あります。カバープランツのように、地植えをした方が映えるものもあります。

まずは木と花の性質を知ること。その上で、適所に植えて育ててあげてくださいね。

賛否両論、芝生は敷くべきか?

青々とした芝生に寝転がって、日向ぼっこする。憧れですよね。芝生が綺麗に敷かれた庭は、これぞガーデン!という雰囲気です。しかし、知っていましたか?芝生は案外世話が大変なのです。

芝生は通常、正方形のシート状のものを敷きますよね。種からも育てられますが、どちらの場合もこまめな水やりと剪定が必要になってきます。芝生を敷くならば、芝刈り機は必需品。しかも、数回に分けて少しずつ刈り込んでいかないと、見た目が汚くなります。

また、芝生があるからと言って、他の雑草が生えなくなるわけではありません。芝生の間から出てきた雑草によって、芝生の生育を妨げてしまうことがあるのです。夏場は特に、芝生も雑草も伸びてくるので、最低でも週一回の刈込、そして雑草の駆除が必要になります。

さらに、枯れてしまったり、踏まれて剥げてしまった芝は、枯れるのが広がるのを防ぐため、また、見た目が悪いので剥がして張り直しをしなければなりません。つまり、メンテナンスに費用と神経を使います。ただ、逆に言えば、それをクリアすれば、見事な芝生の庭を維持できるのです。

芝生にも種類があり、大きく分けて西洋芝、日本芝があります。どちらも寒さに強いもの、暑さに強いもの、乾燥や病気に強いものと、地域によって適した種類があります。ちなみに、ゴルフ場などでよく使われるのは、西洋芝のティフトン類と呼ばれるものです。一般家庭では、日本芝の高麗芝が管理がしやすく好まれます。

庭いじりが趣味で、管理が苦にならない、老後で時間があるという人は、芝生を敷いても良いでしょう。マメな管理は嫌だけど、芝生のある庭に憧れる、という人は、人工芝を敷くという手もあります。今は天然芝にそっくりな人工芝も出ていますので、ホームセンターなどで見比べてみてはいかがでしょうか。

土壌改造計画その2…養分の多い土にするためには

家庭菜園や地植えの植物を育てたいのに、全然育たないし、すぐ枯れてしまう、という人は、土の養分が少ないことが考えられます。土が固かったり、粘土質だと植物の根が張りづらく、養分も少ないために育たないのです。

このような土地には、土壌改良剤などを耕す度に混ぜ合わせ、土の質から改善しなくてはなりません。一番低コストなのが、落ち葉や腐葉土、牛ふんなどの堆肥です。特に落ち葉は、山があればいくらでも拾えます。しかしタダとはいえ、山の持ち主に許可を取った方が、トラブルを防げますので、必ず挨拶はしておきましょう。

落ち葉を手に入れたら、とにかく庭を耕して、落ち葉を混ぜていきましょう。土が固いと、かなり根気のいる作業になりますが、結果的には一番低コストな方法と言えます。落ち葉で腐葉土を作る場合は、穴を掘った中に敷き、石灰、米ぬかなどの発酵を促進させるものを入れ、定期的に混ぜ返せば5~8か月ほどで出来上がります。草むしりで出た草も、枯らしてから同じ要領で腐葉土を作ることができます。

気の長い作業だと思うでしょうが、土壌改良はもっと気の長い作業になります。最低でも、土壌が良い状態になるまで3年以上はかかると思って取り組んでください。それだけ、土を良くするというのは長い年月を要するのです。

また、客土と言って、養分の豊富な土を混ぜる、または入れ替えるという方法もあります。これもまた大変な作業ですし、タダで土を分けてくれるような知り合いがいないとお金が掛かります。とりあえず、落ち葉や腐葉土で土壌改良をしつつ、プランターで花やミニ家庭菜園をするのが良いでしょう。

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