新しい植物を植えるに当たって、ただキレイなだけのものより、付加価値があるものを植えたいと思いませんか?付加価値とは、キレイ、カワイイ+虫よけ効果、雑草抑制効果、食用、香りが良いなどのことです。

虫よけの効果がある植物は、レモングラスなどの香りの強いハーブ類です。虫を寄せ付けない効果がありますし、お料理やハーブティーにも使えます。ただし、ハーブは「ブッシュメディスン」と呼ばれるように、雑草並みの繁殖力があります。虫よけのつもりがハーブとの戦いにならないよう、鉢植えで育てるのが良いでしょう。

花で言えば、ゼラニウムや除虫菊、キンモクセイ、マリーゴールドなどが代表的です。色もキレイですし、香りも良いので、庭を飾るのにも相応しい植物ですね。

とはいえ、これらの植物にもつく害虫もいます。全部の虫に効果があるという植物は残念ながらありません。植物と虫は切っても切れない関係にありますから、まめに植物をチェックして、卵から駆除するか、最低でも年2回は消毒を行った方がいいでしょう。

雑草対策としては、グランドカバープランツと言って、地面に這うように生える草を植え、他の雑草を生えにくくする手があります。最もポピュラーなのは芝を敷くことですね。先ほど書いたハーブ類の中にも、ミントやカモミールなどがグランドカバープランツとして挙げられます。また、クローバーも可愛い花を咲かせます。シバザクラもピンク色の花が美しいですよ。

何度も言うようですが、手入れの必要のない庭というものは存在しません。草木を植えている以上、何らかの対策は必要になってくるのです。ただ、どうせするならより楽に手入れをしたいですよね。そのためにも、防虫、防草効果のある草木に手伝ってもらいましょう。