やはり庭と言えば、家庭菜園ですよね。植えられる土地があるのに、何もしないのはもったいない!ということで、初心者のための家庭菜園を解説(おおげさ?)します。最初は手間のかからない、育てやすいものから始めてみてください。グリーンカーテンなどに使われる、キュウリやゴーヤなどが育ちやすいです。ホウレンソウや小ネギ、プチトマトもよく栽培されています。食費の節約もできて、一石二鳥ですよ。

始めに注意しておきたいのが、除草剤を撒いたところには地植えしないこと。グリホサートなどは土中で分解するので危険はないと言われていますが、非農耕地用と書かれているものだと、何が起こるかわかりません。口に入るものですから、安全な土であることが第一です。除草剤撒いちゃった!という人は、プランターを買いましょう。土はダメでもスペースはあります。大き目のプランターを何個も設置すれば、それも立派な家庭菜園です。ちなみに、発砲スチロールの箱でもプランター代わりになります。

地植えが大丈夫な場合、まず畑を耕します。ニンジンやダイコンの根菜類を育てたい場合は、気持ち深めに耕しましょう。この時、腐葉土など養分の多い土を混ぜ込んでもいいですね。フカフカの畑が出来上がったら、次は畝(うね)を作ります。畝とは、よく畑で溝のようなものを作って、上から見るとシマシマ模様になっているあれのことですね。これをすると、植物が混み合って生えにくくする他、水はけや風通しが良くなるというメリットがあります。植物の性質によって、畝の高さや幅を調節してください。

畝が出来上がったら、今度は種まきです。種から育てるのが難しいならば、苗を買ってきて植えましょう。発芽までの管理を省略できます。どちらの場合も、畝に等間隔に植えましょう。あまり近くに植えると、ごちゃごちゃして生えてきてしまいます。種のまき方や育て方は、種袋に書いてあることがあります。植物によって違うので、しっかり確認してからまきましょう。

あとは、発芽するまでしっかり管理すること。適度な水やりや雑草取りをこまめにやり、可愛い芽が出てきたらOK!ここからがスタートですが、今度は水やりと草むしりに加え、肥料や温度調整、害虫や病気がないかチェック、ナスやトマトなどの場合は支柱の設置が必要になってきます。

結構面倒だと思うかもしれませんが、難しく考えることはありません。植物を育てるのにはそれなりに気を使いますが、極端な話、水さえあれば意外と育つものです。それが美味しいかどうかは別の話ですが…。やはり、手間暇かけた方が、より美味しく育つのは確かです。