虫!それは人間の大敵!以前は私もそう思っていました…。今でも虫は苦手ですが、慣れてしまえば、うわっ、と思うぐらいまで平気になりました。ただし、そこに至るまで庭はジャングルのまま放置状態でした。ですから草むしりだけでも苦労しました。ある年は正体不明の芋虫が大発生したり、ある年はチャドクガが発生していたり…大変でした。

そこらか学んだことは、虫がキライなんて言ってられない!ということです。草木が茂れば、それだけ虫の住処を提供していることになります。虫が苦手だからこそ、庭を整備する、という考えもアリなのです。

虫よけのためには、虫よけスプレーと完全防備は必須ですよね。肌に触れると痒みやかぶれを引き起こす虫もいますので、絶対に肌に触れないよう長袖、長ズボン、軍手、靴下、首に巻くタオルは基本です。また、蚊が出てくる季節には、虫よけスプレー+自分を中心に半径2m以内に蚊取り線香3つ設置などしていました。ここまですると、何もしないよりは蚊が寄ってきません。

発生してしまった虫は仕方がないとして、次に発生しないよう、発生元を断つことも大事です。こまめに庭の状態をチェックしたり、春先に消毒を施したり。湿って日陰になっているところに、砂や砂利で水はけを良くするだけでもかなり違います。少なくとも、湿った場所が大好きな虫を見かけることが劇的に減ります。

ただ、どんなに頑張っても、虫そのものは全滅できません。いなくなったと思っても、人間の前に姿を現さないだけです。むしろ、虫がいない環境では植物の生育にも影響が出ます。害虫はいないに越したことはありませんが、ダンゴムシやミミズなどは、落ち葉を土に戻す手助けをしたり、土を肥えさせる手助けをします。いわゆる益虫ですね。

そう考えると、虫よけ対策というのは、虫の住処と人間の住処の境界線をハッキリさせる作業とも言えます。お互い平和に共存できる環境が一番ですね。