草むしりがある程度終わったら、今度は地面のデコボコ具合が気になり出します。土が小さな山のようになって盛り上がっていたり、逆に大きくえぐれてくぼみになっていたり。庭が広くなるほど、そのデコボコが気になり、せっかく広い土地なのに用途が限られてきてしまいます。

それを解消するのが整地です。整地というと、ブルドーザーなどの重機で土を掘り返して、というイメージがありますが、そこまで仰々しいことはしなくて大丈夫!根切りと並行して、いったん土地を耕せばいいのです。これである程度、土地のデコボコが平坦になります。

問題はそれからです。耕した土地をそのままにしておくと、土が柔らかくなっている分、雑草の芽が生えやすくなりますし、他の場所から飛んできた種が芽吹いて根付いてしまうこともあります。必ずしておきたいのは、地面を締め固めることです。花壇や家庭菜園をするところ以外は、締め固めておきましょう。

通常は転圧機と言って、小型のものから、道路整備で見かけるような大型のものまで、締め固めを行う専用の機械があります。が、私も、そしてこのblogをお読みになられている皆さんも、そんなものは持っていないし買うこともありません。ホームセンターで転圧機のレンタルをしているところもありますが、借りて家に持ち帰ったり返却するのも一苦労です。

最も簡単な土地の締め固めは、足で踏むこと。かなり昔の話ですが、城などを建てる時は、その土地で盆踊りなどを開催し、大勢で土地を踏み固めてから建設していたそうです。ですが、普通のお庭では無理な話です。次に簡単なのが、角材をタテに持ち、土を叩くように締め固める方法です。これもなかなか大変な作業ですが、足で踏むより確実に締め固められます。

駐車場も兼ねて平らにしたい、という人は、水平器と杭、水糸という黄色い糸を用意しましょう。水平器は安いものでは100円ほどで手に入ります。また、水盛りと言って、水を入れた容器とチューブを使った方法もありますが、私は水平器を買った方が安上がりでした。ご家庭に透明なチューブがある人なら、水盛りの方が出費はなくて済みますね。

水平に土を敷く方法は、水平の基準を出し、それに合わせて杭を打ち、水平にしたい範囲に等間隔で杭を打っていきます。そして、水平にした基準に合わせて水糸を張っていけば、水糸の位置が水平になる、というわけです。あとは水糸と同じ高さに土を盛る、あるいは削っていくだけです。締め固めるのを考慮して、少し被るくらいでちょうどいいでしょう。

あとはひたすら土を締め固める作業になります。少しの範囲でもかなり疲れますので、少しずつやるか、範囲が広い人はやはりレンタル工具で済ませた方が負担はありませんね。締め固めるだけでいいのならば、お友達を呼んで、庭でパーティーをするのも一つの手です。