家庭菜園や地植えの植物を育てたいのに、全然育たないし、すぐ枯れてしまう、という人は、土の養分が少ないことが考えられます。土が固かったり、粘土質だと植物の根が張りづらく、養分も少ないために育たないのです。

このような土地には、土壌改良剤などを耕す度に混ぜ合わせ、土の質から改善しなくてはなりません。一番低コストなのが、落ち葉や腐葉土、牛ふんなどの堆肥です。特に落ち葉は、山があればいくらでも拾えます。しかしタダとはいえ、山の持ち主に許可を取った方が、トラブルを防げますので、必ず挨拶はしておきましょう。

落ち葉を手に入れたら、とにかく庭を耕して、落ち葉を混ぜていきましょう。土が固いと、かなり根気のいる作業になりますが、結果的には一番低コストな方法と言えます。落ち葉で腐葉土を作る場合は、穴を掘った中に敷き、石灰、米ぬかなどの発酵を促進させるものを入れ、定期的に混ぜ返せば5~8か月ほどで出来上がります。草むしりで出た草も、枯らしてから同じ要領で腐葉土を作ることができます。

気の長い作業だと思うでしょうが、土壌改良はもっと気の長い作業になります。最低でも、土壌が良い状態になるまで3年以上はかかると思って取り組んでください。それだけ、土を良くするというのは長い年月を要するのです。

また、客土と言って、養分の豊富な土を混ぜる、または入れ替えるという方法もあります。これもまた大変な作業ですし、タダで土を分けてくれるような知り合いがいないとお金が掛かります。とりあえず、落ち葉や腐葉土で土壌改良をしつつ、プランターで花やミニ家庭菜園をするのが良いでしょう。