どんなにキレイに草むしりをしても、雨が降ったらまた生えてきてウンザリしますよね。もう二度と生えてこなくていいのに!と私も何度思ったことか分かりません。その時に私が取った方法は、「除草剤」でした。

「除草剤」には、大きく分けて、土に散布する錠剤系と、葉から吸収させて根を枯らす液状系があります。スギナなどの植物専用のものもありますし、農耕地用、非農耕地用など、その種類はかなりの数があります。大抵、家庭で使われるのは「グリホサート」などの水で希釈し、葉から吸収させる液状系です。安全面では、地中では分解されるので人体への影響は少ないと言われていますが、心配な方や地植えで家庭菜園をする予定の人は避けた方が良いでしょう。

この「除草剤」、確かに枯れます。注意書きには多年草は○倍希釈、一年草は×倍希釈と書かれていますが、どれが多年草だか一年草だか分からない私は、濃いめに希釈して散布しました。約1週間もすれば、雑草が茶色く枯れてきました。しかし、その枯れた雑草の間から青々とした雑草が…。「除草剤」だけでの根絶は無理、という結論に至りました。けど、枯れた雑草はとても抜きやすいので、広範囲で枯らしたい、という方にはお勧めです。

でも、抜いても抜いても生えてくる…どうしたらいいんだろうと自分なりに調べた結果、「根切り」という方法にたどり着きました。「根切り」のやり方は、まず地表の雑草と石などを取り除き、約10~20cmほどの深さまで土を耕すように掘り返します。土から雑草の根を取り除き、土を戻して砂利や砂、防草シートを被せれば完了です。

上記のやり方はかなり本格的ですが、試しに庭の一角で簡単な「根切り」をやってみました。5~10cmほどスコップで掘り返し、ザルで土と石と根を選り分け、土だけ戻して踏み固める、という原始的な「根切り」です。その結果、半年ほど経ちますが、明らかに「根切り」をした場所だけ雑草の伸びが少ない!日当たりの良い場所なので、ボウボウになっていてもおかしくない時期なのですが、スッキリしています。

効果的な「根切り」ですが、少しの範囲を掘り返すだけでも結構な重労働でした。ですので、一気にやろうとせずに、日にちをかけて少しずつやって行くのが良いでしょう。