青々とした芝生に寝転がって、日向ぼっこする。憧れですよね。芝生が綺麗に敷かれた庭は、これぞガーデン!という雰囲気です。しかし、知っていましたか?芝生は案外世話が大変なのです。

芝生は通常、正方形のシート状のものを敷きますよね。種からも育てられますが、どちらの場合もこまめな水やりと剪定が必要になってきます。芝生を敷くならば、芝刈り機は必需品。しかも、数回に分けて少しずつ刈り込んでいかないと、見た目が汚くなります。

また、芝生があるからと言って、他の雑草が生えなくなるわけではありません。芝生の間から出てきた雑草によって、芝生の生育を妨げてしまうことがあるのです。夏場は特に、芝生も雑草も伸びてくるので、最低でも週一回の刈込、そして雑草の駆除が必要になります。

さらに、枯れてしまったり、踏まれて剥げてしまった芝は、枯れるのが広がるのを防ぐため、また、見た目が悪いので剥がして張り直しをしなければなりません。つまり、メンテナンスに費用と神経を使います。ただ、逆に言えば、それをクリアすれば、見事な芝生の庭を維持できるのです。

芝生にも種類があり、大きく分けて西洋芝、日本芝があります。どちらも寒さに強いもの、暑さに強いもの、乾燥や病気に強いものと、地域によって適した種類があります。ちなみに、ゴルフ場などでよく使われるのは、西洋芝のティフトン類と呼ばれるものです。一般家庭では、日本芝の高麗芝が管理がしやすく好まれます。

庭いじりが趣味で、管理が苦にならない、老後で時間があるという人は、芝生を敷いても良いでしょう。マメな管理は嫌だけど、芝生のある庭に憧れる、という人は、人工芝を敷くという手もあります。今は天然芝にそっくりな人工芝も出ていますので、ホームセンターなどで見比べてみてはいかがでしょうか。